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ランドナーに乗って Ⅲ

自転車そして旅… のはずが、全然乗ってねぇ!!

ランドナーの老舗 閉店へ。 

すいません。熱燗の日本酒をチビチビやりながら語りたい話です。ええ、また 自転車トークです。しかも濃いです。オタク向けです。
私が愛して止まない形の自転車。子供の頃から憧れ続けたクロモリの細いパイプで組まれた ツーリング(旅)用自転車。速さを追求するモノとは別の世界、オフロードに特化するわけでもなく まったりと旅をするための自転車。フランスで生まれて日本に伝わり その伝統を守りつつ生き残る旅をするための自転車 Randonneur(ランドナー)という自転車。
飛騨高山 古い方のランドナー


このカテゴリの自転車は、生産も販売も縮小されて入手するのも 難しくなってきている今日このごろである。生き物で言うと「絶滅危惧種」として指定されそうなところまで来ているかもしれないのが実情である。すっかりMTBやクロスバイクやロードレーサーなどの車種の狭間で生きている存在である。やろうと思えばツーリング自体は 他のどの車種でもできてしまうのである。大手(ってほどでもないが)の自転車メーカーである丸石のエンペラーが割と有名でお手頃なランドナーだったが 一昨年に一度 生産を終了した(現在は 限定品扱いで復刻中?)。

現在となっては数少ないフレームビルダーにオーダーするしかないのだが、そのオーダーメイドショップの老舗 東京・神田のALPSが長い歴史に幕を閉じ 来年1月で閉店という知らせが舞い込んできた。サイクルツーリングに対する考察など ぜひ読んで頂きたいHPです。ALPSのHPには部品の入手などが困難になってきたという閉店の理由がつづってある。かたくなに伝統を守り続けてきただけに 新しいパーツに飛びつくこともなく続けてきたのだろう。古くからの伝統を守り続けることは、ひとつの自転車に対する機能美であり美学であるから。部品一つ一つに美を追究した姿だ。その方向性は決して否定しないし、同じランドナーを愛する者としても すばらしいと思う。


ところが、ぐっさん。のランドナーは違う方向を追求した。

サイクルツーリング歴10年を越えた 一昨年に意を決して新しい「ランドナー」をオーダーした。10年走り続けたその次に目指すもの「次の10年も走り続けられるツーリング車を作る」そんなシンプルなある意味では当たり前なコンセプトだ。

じゃあ それはクロスバイクでよいか MTBでよいか その答えは俺の中では「No」であった。ツーリングに特化した自転車だからこそ 俺は10年走り続けられたのだと思っている。ランドナーという車種がもつツーリングに特化した特長は守りたいのだ。

静岡 日本平 新しい方のランドナー


どんなに気をつけても旅というものにトラブルはつきものだし タイヤやブレーキやホイールやワイヤーなど消耗品だってある。旅に出る先は決まって田舎だ。ある程度の汎用性、ある程度 どこの自転車屋さんでも手に入る部品で組み立てたい という方向になったのである。

(※次の空白まで しばらく技術的な話が延々と続きます…)

そして 近年の流れで ランドナーがランドナーたる所以とも言われる「タイヤサイズ」が問題なのだ。ランドナーに一般的に採用されるタイヤサイズは中途半端で、径の小さいMTBの26inchと径の大きいロードレーサーやクロスバイクの700Cと呼ばれている規格の間の径である650Aまたは650Bと呼ばれるタイヤサイズである。この規格のタイヤやホイールは消耗品であるにも関わらず選択肢も市場流通量も少ない。そのため旅先(地方)では決してすぐには手に入らない。そこが致命的だった。次の10年を走り続けるためには その良くも悪くも中途半端なタイヤサイズを脱出するしか道がない。どちらを選ぶかという点については フレームに対してタイヤが小さいと見た目が美しくないので 俺は径の大きい700Cを選択した。これはどちらを選択しても答えとして正しいと思っている。最後の決め手は外見の好みの問題だけであった。オンロードツーリングというところに主眼を置くと MTBよりはロード・クロスバイクの方が 本道かという判断もあった。次に問題なのがブレーキ周りの仕様だ。ブレーキも古くからのカンチブレーキを採用するとスペアのブレーキシュー(ゴムの部分)などの消耗品が入手不可能になる。Vブレーキはパワーが強すぎてフレームやフォークへの負担が大きくストロークも大きいためドロップハンドルとの相性が悪い。そこは 2004年にSHIMANOから発売された MTB用のVブレーキシューが使えるカンチブレーキを採用することで解決した。変速とブレーキはあえて分離した。変速はフレーム内に完結させてハンドルとフォークをはずすALPS式の輪行を採用するため ダブルレバーとした。今でもDURAACEとしてダブルレバーをラインナップし続けてくれるSHIMANOに感謝である。変速機やクランクなど駆動系の基本的なパーツは強度を重視して最新のMTB用(基本は'04 XT)を採用した。フロントディレーラーのみロード用のコンパクトな'05 ULTEGRAとした。


入手困難な部品を使わずに ツーリング車として育ててきた伝統を守りたい そのコンセプトを何とか実現できたと思っている。

ランドナーやスポルティーフなどのツーリング車と伝統を育て上げた ALPS を誇りに思いたい。その伝統に新たな風を入れながら 次の世代のツーリング車というものを追求していきながら 次の10年 その次の10年を 俺は走り続けていきたいと思う。

category: 自転車

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コメント

自転車も、走る場所や、使い方で
いろんな種類があるものなのね。
新しいものと、古いもの。
どちらにも一朝いったんあるけれど
老舗がなくなるのは悲しいね。
そしてずーっと自転車を愛するであろうぐっさん。ぐっさんを主にもつランドナーさんは幸せだなぁっておもいました^^
sabo #- URL [2006/11/29 23:49] edit

なんだかぜんぜんわからなかったけど・・読んだ(笑)ごめんね(笑)
ただ私がぐっさん。ブログで一番好きなのが『空色の自転車』っていうブログタイトル。
ステキです♪
私のリンクで一番ステキなタイトルじゃないかな。と、思っています。
ワタクシから「ブログタイトル大賞」を差し上げますッ!
うれしくないか・・・(笑)
ゆみ #- URL [2006/11/30 05:43] edit

オタクの私でっす!(笑)
古き良きものを残しながら、技術的な面を現代のものとする。。両方をうまく
噛み合わせて残すというのは、理想でありながら、なかなか難しいものですよね〜。自転車に限らずどの分野でもそうですが。。。
老舗が消えていくというのは時代背景の中では仕方ない部分もあるけれど、なんだか淋しいものですね。。
でも、ぐっさんのランドナーが どちらもを供えもち 走っていることは
なんだか、自転車のことは全然わからない私だけど・・なんだか嬉しいな。
aya #EvmDRqhQ URL [2006/11/30 14:08] edit

こんなオタッキーな記事にまでコメントありがとうございます。
>saboさん
コメントありがとうございます!
結構 見かけると おおっ と思う美しさとかもあるフレームだし なんだか寂しいもんですね。どんな形にでも進化させながら 乗り続けていきたですね。
>ゆみさん
コメントありがとうございます!
ブログタイトル大賞ありがとうございます。そこまで褒められると照れますが 何も出ませんよ (笑)
>ayaさん
コメントありがとうございます!
特に自転車というのは消耗品もあるし、補修部品も必要なので それが大事なんですよね。特にちゃんと走り続けようとすると。たまーに乗るだけにして 基本は飾っておくだけというジャンルの自転車になりつつありますが、それは否定しませんが俺は走ってなんぼだと思ってます。
オーダーすれば作れるので 絶滅はしないとは思いますが 老舗であり名門でもあるので寂しいものですね。
ぐっさん。 #- URL [2006/11/30 21:25] edit

入手困難な部品を使わずに ツーリング車として育ててきた伝統を守りたい ・・・・。
ランドナー!!!実家にあります。弟が乗ってました。高校生の時。
うちの弟は結構趣味が渋くて高校生でステレオもヨコミチとかバイトしまくって買ってました。
でも、ヤッパリ補給パーツがないようで今は倉庫でほこりにまみれてます。
ランドナー、弟はすごく大事に乗っていたんですよ。過去形になっているのが悲しいですが、ぐっさんは今なお
、現在形ですね。
miyu-sakura #- URL [2006/11/30 21:31] edit

>miyu-sakuraさん
コメントありがとうございます!
おおっ ランドナー乗りがここにも居ましたか! パーツをある程度選びながらフレームをオーダーしないと ダメだから 再生も難しいでしょうねぇ。ぐっさん。のはツーリング用として現役で大活躍中です。
ぐっさん。 #- URL [2006/11/30 21:40] edit

私はメーカー等はこだわりはないですが、自転車は好きで、たまに自転車で1時間かけて通勤したりもしてました。(ママチャリで・・・)
古きよきもの・・・失いつつあると思います。失ってからそこの素晴らしさが分かるもので、こんなのでいいのかな・・・日本よ。と思うことがただ多くなります。
Miwapyonta #- URL [2006/11/30 21:57] edit

>Miwapyontaさん
コメントありがとうございます!
日本って何やってもそうですね。何でも絶滅してから良さに気付いて作り直すか 作り直せないかって感じで。新しきを求めすぎなところがあるんでしょうね。新しい世代の自転車でも旅に特化した意味で これに勝るモノは未だに無いので まだまだ生き残っていくとは思います。
ぐっさん。 #- URL [2006/12/03 12:38] edit

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